2022.04.05

金額はいくら?障害年金のおかげでうつ病を抱えながらも暮らしていけている

こんにちは、Yuyaです。私はうつ病の障害者として「障害年金」を受け取っています。みなさまは「障害年金」の存在をご存知でしょうか。障害年金とは、発症した障害の程度に応じて、ある程度のまとまったお金が振り込まれるサービスのことです。今回の記事では障害年金受給者の1人として、私がどんな思いと経緯で障害年金を受け取っているのかを紹介します。

障害年金受給者に対しての誤った考えや偏見を、この記事を読むことで解消してもらえたら嬉しいです。

今、障害年金を受けて生活が助かっている。金額は?

私がうつ病の障害者となり障害年金を受け取り始めて、もう5年近く経ちました。「うつ病」の等級は3級になります。偶数月に、約97,000円近い額が振り込まれています。実家暮らしとはいえ、奨学金の返済や投資信託、娯楽費のことがあるため、正直、大いに助かっています。ある程度の収入基盤が確立されるまでは、障害年金の力を借りていきたいと考えています。

障害年金を受けるに至った経緯

私が障害年金を受け取ろうと思ったきっかけは「うつ病」を発症し、3ヶ月の入院生活を余儀なくされた後の両親との会話でした。当時の私は、退院し、障がい者のための生活・職業訓練を提供する「就労支援」の作業所に通っていました。当然お金事情は厳しく、奨学金を借りている身からしてみたら、月々の返済が苦しかったのを覚えています。そこで両親は、セーフティーネットとして、障害年金を受給することを勧めてくれたのです。

しかし、私は当初あまり乗り気ではありませんでした。それは「障害年金とは弱い人間が受け取るもの」という身勝手な認識があったためです。そんな私を見た両親は「障害年金はあなたを助けてくれるもの。決して後ろめたいことではない」と説得され、私は受給を開始しました。

障害年金をもらうことは何も悪いことではない

障害年金の受給を始めたあの日から5年近く経ちました。今考えると、自分がいかに身勝手な考えをしていたのかが分かります。きっとそれは、心のどこかに「お金は汚いもの」という思い込みがあったのだと思います。正確には「お金は働いて稼ぐものであり、貰うものではない」という自分なりの考えがあったのでしょう。

しかし、今だからこそ言えることがあります。「お金は大切。何に変えても」奨学金の支払いも勿論ですが、趣味や勉強において、私は障害年金に助けられました。だからこそ、今躊躇しているあなたに伝えたい。「障害年金を受け取ることは恥ではありません。当然の権利です」もちろん不正受給はいけませんが、体も心も疲れてしまい、働くのが難しい人達に残された「希望」と捉えてください。決して、障害年金を受け取ることが悪いわけではありません。

うつ病と付き合いながらも、障害年金の受給をやめることが目標

今はまだ無理ですが、いずれ障害年金の受給はやめられるようになりたいです。しかし、それは「後ろめたい」からではありません。自分なりのけじめのつけ方です。ここまで来るのに助けてもらった障害年金をもっと多くの人達に1人でも多く行き届くようにするためです。そのためにも、まずは仕事でのレベルを上げるとともに、うつ病ともうまく付き合っていきたいと思っています。