2022.03.28

うつ病持ち男性のリアルな金銭事情。明るい未来のために、今できることとは?

こんにちは、Yuyaです。「うつ病」を患って5年。精神や肉体だけではなく、金銭面のことについても悩まされてきました。今回は、お金のことについて取り上げます。障がい者になったからこそ実感する「お金=経済」の捉え方について皆様に知ってもらいたいからです。

この記事を読んで、障がい者のリアルな経済状況や、私たちうつ病患者がどんな思いで働いて生活しているのかを知っていただけたら嬉しいです。

28歳うつ病男性の月収と支出を公開

私の月収は「ジルベルトでの給料」と「障害年金」です。ジルベルトでの給与は約11万4000円になります。最初は約8万円からスタートしましたが「発注文書のデータ入力作業」での仕事の成果が認められ、本来の4時間作業から6時間作業に延長していただきました。

3万円増えるだけでも心の余裕が違ってくるので、仕事のモチベーションも上がりました。また障害年金は偶数月に約9万7000円いただいています。うつ病を患った当初からお世話になっており、何度も助けてくれました。そして、収入に対する支出の内訳はこの通りです。

①実家に入れるお金⇒1万円

②奨学金の返済⇒約1万4000円

③国民年金の支払い⇒約1万6700円

④携帯料金⇒約3850円

⑤理髪店代⇒2500円

⑥積み立てNISA⇒8000円

⑦iDeCo⇒5000円

⑧個人年金保険⇒7000円

⑨外貨保険⇒約6000円

⑩医療費⇒5000円

固定費だけでも約6万円の出費になります。これに趣味にかけるお金や貯金もあるので、毎月かなり厳しいです。そのことを踏まえて、今は節制について勉強しています。

お金がない恐怖と思い込みに苦しめられた過去

うつ病を患って5年経ちますが、幸いなことにお金に関する大きな困りごとやトラブルに巻き込まれたことはありません。ただ、常に「お金を失う・お金がない恐怖」に取りつかれていました。少しの買い物や奨学金の返済によって貯金の残高が減っていくのが本当に怖かったのを覚えています。今の仕事をして、収入がある状況が本当に有難いです。

うつ病の私を助けてくれている3つのサポート体制

うつ病で経済面の不安は常にありますが、サポートはしてもらっています。それは「障害年金」「通院費の医療減額」「実家暮らし」です。

特に助かっているのが実家からのサポートです。住居、食費、光熱費など負担してくれているので今の給与でも生活できています。ただ、いつまでも甘えてばかりはいられません。私が30歳を迎えるまで、自立して一人暮らしができるようになるのが目標です。

より良い未来を過ごすために、今を頑張る

うつ病と付き合いつつのお金や経済面では「より良い老後が過ごせるように、余裕を持った収入や貯金が見込めるようになる」ことが目標です。「老後資金2000万円問題」や「年金破綻」の話を聞いていく中で、どうしても他人事とは思えない恐怖を感じました。今を楽しむことも大切ですが、未来のことを見据える目を養っていくことも大切だと実感しました。

「未来のために今を懸命に生きる」そのことをお金だけでなく、日常生活の面でも活かしていきたいと考え、今できることを行っている最中です。