こんにちは、Shinichiroです。今回は、僕が働くジルベルトの上司であるサポーターさん(支援員)についての紹介です。ジルベルトは、就労継続支援A型・B型事業所を運営している福祉サービスの会社です。僕はA型事業所の利用者として雇われています。
統合失調症を抱える僕を育ててくれた上司と、支えてくれたサポーターさんについて、今後どのように接していきたいのかを書いていきたいと思います。また、僕たち障害を抱えるサービス利用者が、どんな立場で、どんな距離感で職員の方々と向き合ってきたのかを紹介します。統合失調症という病気を抱えながら努力を続ける僕を、支えてくれる人たちの話です。
社会のルールや仕事の進め方を指南してくれる上司
直属の上司(専務・サービス管理者)は、一般社会のルールを僕たち利用者に教えてくれます。おそらく、上司にとって僕は不安要素を抱え過ぎている存在です。今のまま社会に送り出して通用するのかどうか、心配させてしまっていると思います。僕が一番面倒を見てもらっている人であり、僕の統合失調症などの病気に対する一番の理解者です。
サポーターさんについては、底抜けに明るくて芯の通った僕より2歳年下の女性がいます。他にも色んなサポーターさんたちと出会いました。皆さん僕より年下なのに、とても頼りになる人たちです。サポーターさんたちは、僕にとって、心の支えになる人たちです。
一般企業に入れば、上司と部下という関係は普通にあるのでしょうが、サポーターさんというポジションはありません。そう言った意味では「いざ社会に出た時に大丈夫かな?」という一抹の不安も残ります。僕にとっては、どんな時も支援してくれるサポーターさんあっての7年間でしたから。
嬉しかった言葉を胸に今日も頑張れている
上司に言われて嬉しかった言葉を紹介します。「統合失調症持ちだから僕は器用ではないし、汎用性もない」と言ったことに対して「会社としては、あなたの汎用性の高さは評価に値する」と言ってくれたことです。それはとても意外なことだったし、今でも仕事を遂行する上で活力になっています。
また、サポーターさんに言われて嬉しかったのは「いつも前向きで、昨日より今日、今日より明日をより良い1日にしようとする姿勢が見れて、それってすごく良いことだと思う」と言っていただいたことです。
「経験を積み上げることで必ず成功体験が待っている」と信じている僕にとって「自分をちゃんと見てくれている人がいるんだ」という自信に繋がりました。
上司やサポーターは、一緒に困難を乗り越えてくれる存在
僕は、上司やサポーターさんの姿を見て励みをもらっています。理想の上司と言っても良いでしょう。僕は統合失調症で、仕事している時でも倦怠感に襲われる時があります。それでも、共に困難を乗り越えて、本気で人の幸せを喜んでくれる人が、僕にとっての理想のサポーターさんです。
ジルベルトのvisionには「人の為に生きる」という言葉があります。またpolicyには「利他(他人に利益を与え続け、自分のことよりも他人の幸福を願うこと)」という言葉があり、その精神が社員に根付いています。
これは、スタッフ(利用者)が社会復帰をするために必要な目標であり、どんな心で仕事と向き合うべきなのかを表す指標です。サポーターさんは、それを真っ先に実践して見せてくれています。
上司やサポーターの信頼を得ることが僕の目標
上司やサポーターさんと、今後どのような関係を築いていきたいのかについて考えてみました。
自分が統合失調症であることを気にせずに、気軽に日々の幸せを共有できるようになれば良いなと思っています。もちろん、まずは本職で努力を重ねて、上司やサポーターさんに少しずつでも信頼される関係を築いていきたいです。無欠勤を続けるからには、統合失調症を「上手くいかない理由」にしたくはありません。
僕の目標は、上司やサポーターさんから強い信頼を得ることです。僕たち利用者が信頼できる人間になることが、上司やサポーターさんの力になるはずです。今の僕には至らぬ点が多々ありますが、それを伸び代として日々の仕事をより充実したものにしていきたいと思います。