2022.01.19

うつ病の私を支えてくれた家族に感謝。生きることで恩返しを

こんにちは、Yuyaです。「うつ病」と診断されてから5年近く経ちました。最初は辛い毎日を過ごしていましたが、ここ最近は症状の波も安定していて、穏やかな日々を過ごせています。この状態になるためには長い時間が必要でした。そして、ここまで来られたのは両親の存在が大きかったです。

今回の記事では、うつ病を患ってしまった「私」に対して、両親がどのような態度で接してくれたのかを紹介します。

父と母も「障がい」に対して、関りがあった

私は今、実家で父と母の3人で生活しています。そして、2人とも「障がい」と接点がありました。父の1番目の兄は長年「統合失調症」を患っていました。職場でのストレスが原因で発症したそうです。よって、衣食住やお金の面でも父が全面的にサポートしていました。母は私と似たような症状を患っていました。症状が比較的に安定した今でも、定期的に通院を続けております。

うつ病になった私を責めなかったのが救いに

ある程度の障がいについての経験や知識がある2人なので、私がうつ病を患ったときもそれほど驚かず、親身になって接してくれました。必要以上に心配せず、事実をありのままに受け止めた上で相談に乗ってくれたことは、かえって楽でした。

世の中には、うつ病に対する知識や理解が欠けているせいで、当事者を責めてしまう人がいます。しかし、そんなことをせず、ただ一心に話を聞いてどうすれば良いのかを考えてくれた親には感謝しています。

両親は踏み込まない。しかし、必要な時は助けてくれる…そんな存在

今、父と母からは経済面や生活面でのサポートを受けています。勿論それも有難いのですが、2人がうつ病のことを分かった上で、あえて何もそのことに触れないようにしてくれているのが大きな救いです。当事者からしてみたら、うつ病ということを必要以上にフォーカスを向けられて、特別扱いされるのがたまらなく辛いからです。

どうしても苦しくなったときは相談に乗ってくれます。しかし、必要以上に踏み込んでこない姿勢は私にとって非常に楽です。

障がい関係なく、対等に家族と付き合っていきたい

今後の家族との付き合い方ですが、うつ病を「病気」としてではなく自分自身の一部として捉えた上で、対等な立場でこれからの人生を一緒に過ごしていきたいと考えています。そして、苦しいときに支え、相談に乗ってくれた恩を少しでも残りの人生で返していけるようにしたいです。

どうやって恩を返していくのか…それは私がこれからも生き続けることにあります。「あなた達のおかげで、私は今日も、そしてこれからも生きていきます」そのことを胸を張って言えるような人生を歩むことが、私にとっての恩返しだと考えています。