こんにちは、Shinichiroです。
僕は統合失調症とパーキンソン病を抱えて働いています。今回は、自分の長所と短所について書いてみようと思います。障がいを抱える僕にとって、自分の長所と短所はどのようなものなのかを、深堀りしていこうと思います。
統合失調症が原因で、初見の作業が苦手な僕
統合失調症やパーキンソン病を抱えている現状の僕の長所は「歩みを止めないこと」です。常に「昨日より今日、今日より明日」と成果が上がるように努力してきました。
逆に短所は「初見の仕事や新しい環境に入る時に、緊張や倦怠感を露わにしてしまうこと」です。これは統合失調症の影響もあります。新規の仕事では心が重くなる時があるのです。僕は初見の仕事の手順を覚えることが難しいです。
また、瞬発的な集中力を発揮することができていません。統合失調症という精神の病気を患っているため、行動が萎縮してしまうことが多いです。
成長していない自分にもどかしさを感じる
長所である「歩みを止めないこと」のおかげで、現場の信頼を得られたと感じています。それは僕にとって財産です。
ただし、短所である「初見の仕事や新しい環境に入る時に、緊張や倦怠感を露わにしてしまうこと」が原因で、即日対応の仕事で失敗を繰り返し、苦い思いをしたことが何度もあります。統合失調症の影響とはいえ、成長できない自分にもどかしさを感じることもしばしばです。
しかし、そういった失敗から学んだ教訓もあります。指示していただいた方の意図を汲む努力をもっと積まなければいけないということです。確かに統合失調症という病気は「集中力の低下や倦怠感など」を主な症状として認知されています。それでも時間を費やせば、色んな所にぶつかりながらも前に進んでいけます。
長所を伸ばす工夫をし、短所を補うために好奇心を持つ
統合失調症を抱えながらも、仕事は継続できています。そして一定の評価を受けているのは嬉しいことです。でも「頼られる」ほどに成長できていないのが現状です。
ただ、僕が頑張っている姿を見て、同僚に慕われていることも事実です。統合失調症でもしんどくても、前進し続ける経験から多くを学べると信じています。
短所である「初見の仕事や新しい環境に入る時に、緊張や倦怠感を露わにしてしまうこと」に対しての対処法としては「好奇心」がキーポイントになってくるのではないかと思っています。仕事自体に興味がなければ、ただの作業になってしまいます。仕事に好奇心を持つことで、たとえば単純な内職作業でもストーリーが生まれるものだと思うのです。だから僕は、仕事からストーリーや意図を汲むことのできる人間になりたいと思います。
苦手を克服するために「成長できる貴重な経験」と捉える
僕のように統合失調症やパーキンソン病などの障がいを抱えていると、どうしても適応できない仕事もあると思います。そんな時、無理をしないべきなのか、それとも頑張るべきなのかの二択になってしまいがちです。でも、この二つの選択肢以外にも、自分なりの解決策が実はあります。
それは「成長できる貴重な経験」と捉えてみること。ただ苦手なことを頑張るのではなく、どんな工夫ができるのか思考してみる事も大切なことでしょう。そんなことを思いながら、僕は今日もジルベルトという環境で統合失調症に負けない強い心で仕事をしています。