こんにちは、Yuyaです。私は、うつ病を抱えたことを始め、たくさんの辛い出来事を経験してきました。もちろん、みなさん生きていく上で、辛い出来事は付き物だだと思います。ただし、うつ病になった5年前に私が体験した出来事は「辛い」の範疇を超えていました。「厄災」「地獄」言い方はいくらでもできますが、とにかく苦しかったことを覚えています。
しかし、そんなうつ病で真っ暗闇のトンネルにいるかのように思えても、救いとなった体験がありました。今回の記事では、私が辛かった時に人から言われて嬉しいと感じた言葉をご紹介していきます。
うつ病になった5年前の自分はどん底たった
私の人生の中で一番辛かった出来事は「うつ病」と診断された5年前の日々です。新卒で張り切って入社した会社だったのに、仕事が合わず結果、体調を崩してしまいました。そののち、うつ病になります。毎日生きているのがただ苦しく、消えてなくなりたい衝動に駆られていました。そしてその思いがエスカレートし、自殺未遂を2回起こし、精神病棟に3ヶ月間の入院を余儀なくされました。
心の病気を抱えてる者同士の交流で救われた
うつ病で人生のどん底にいた私を救ってくれたのは、同じように心の病気に苦しめられている入院患者の人達でした。同じ苦しみを抱えているからこそ、誰も差別せず、温かい態度で接してくれたことは、私の大切な心の糧になっています。
特に印象深いのは男性の入院患者Tさんでした。私と同じような年齢の子どもがいるだけあって、私のことを自分の子どものように可愛がってくれたのです。ある日、Tさんが他の入院患者さんに私のことを紹介する機会がありました。するとTさんは「彼といると癒される。彼には本当に助けられている」と言ってくださりました。うつ病になって以来、最も言われて嬉しい言葉となったのです。
生きているだけで、丸ごと愛する大切さを私は学んだ
Tさんの言葉を聞いた時、私は只々嬉しいと感じたことを覚えています。何も出来ない自分の存在を認めてくれたその事実が、何よりも嬉しいと思えたのです。人の良し悪しではなく、ありのままの部分を丸ごと認め、愛することの大切さをTさんから教わりました。そして「嬉しい」という感情を思い出させてくれました。
たとえうつ病でも、あなたは愛されている
うつ病での入院を経て退院してから、5年近く経ちました。あれから私は同じような障がいを持つ人達と働いたり、話を聞く機会に恵まれています。それらを通して思うことは、皆、優しくて真面目で、誠実な人達が多いと言うことです。そんな人達が苦しんでいる状況を目のあたりにするのは辛いものがあります。
そんな人達に掛けたい言葉があります。それは「あなたは愛され、必要とされている存在」だということです。あなたが何をしたのかは関係ありません。しかし、必ずあなたを愛し、必要としている存在がいることを忘れないで下さい。Tさんが私に嬉しいという感情を思い出させてくれたように。死ぬよりも辛い日々が待っていたとしても、そのことだけは忘れないで。それが私の何よりの思いであり、願いです。