こんにちは、Shinichiroです。今回は、統合失調症である僕の趣味についてお話ししたいと思います。趣味に「思い入れ」のある人生って、素晴らしいことだと実感しています。過去には退屈な思いをしていましたが、今は退屈さを感じない生活ができています。共感してもらえると嬉しいです。
統合失調症の僕は、煙草と読書で退屈さを紛らわす
現在の趣味は、煙草と読書です。無職だった20代後半から30代前半まで、インターネットで手巻き煙草を買って色んなフレーバーの煙草を楽しむのが日課でした。レッドブルが手巻き煙草を出していることを皆さんご存じでしたか?他にもサーフサイド・テキーラサンライズなども好きで吸っていましたが、COLTSのバニラが僕史上NO.1でした。
そして、もう一つの趣味は、読書です。好きな作家さんは津村記久子さんです。こんなに文章が綺麗な人を他に見たことがありません。本を読むと統合失調症の症状かもしれない「散漫な意識」を解消してくれるところに魅力を感じています。
こういった趣味のおかげで、僕は退屈さを感じずに過ごすことができています。
クルマに興味があったけれど、少し後悔してることも
統合失調症の僕の、過去の趣味について振り返ってみたいと思います。
僕は41歳であり、かつてのミニ四駆世代です。小学校の時に流行りに乗ってコレクションしていました。「あのパーツが無いと〇〇くんに勝てない」とよく親にねだっていた記憶があります。F1も好きでよくテレビで観ていました。ちょうどセナとプロストが全盛期の時です。
そのまま車好きの青年に育っていれば人生大きく変わっていたと思います。ですが、僕は原付の免許しか持っていません。もし、18歳からの趣味がクルマであれば、その為に自分で(車を買う金を)稼がなければなりません。必然的に、良い目的の為の良い循環が生まれ、人生設計もスムーズになっていたと思います。
クルマは日本を代表する文化です。なぜスムーズにそこに辿り着かなかったかなと、今でも心は後悔でいっぱいです。ちなみに、41歳の僕が21年の煙草人生で、煙草に費やした総タバコ代は950万円だそうです。「良い車が買える金額だ」と思うと少し切なくなります。そんな僕は、最近『ワイルドスピード』シリーズを全作品購入して休日に鑑賞するのが趣味です。「やっぱりクルマは良い」と思い始めているこの頃です。
正解な文章と自由な文章、両方に憧れる
煙草と読書と車の話をしましたが、一番の生きがいだと思われて退屈さを紛らわせてくれる「読書」の魅力について考えてみましょう。小説は、それぞれの書き手にそれぞれの個性があるのが面白いです。モノの書き方というのは千差万別であり、1作読み終わって、次の作品に出会うたびに、心地よい引っ掛かりがあります。作家さんの文章に慣れるまで一定の時間が必要になるのです。そのサワリの過程もまた、楽しみで生きがいを感じているもの一つです。統合失調症の症状である「退屈感」を減らせます。
それに対して、僕が今しているWEBライティングの書き方には、ある程度の正解があります。読者を惹きつける文章は決まっていて、書き手の個性とはその基本形から派生して滲み出るモノなのです。誰もが読みたくなる文章には、実は分析に基づく「根拠」があるのです。
正解のある文章、自由な文章、どちらの文章も胸に響くし、読むたびに「新しい価値観」を得られていると感じます。読書を続けると、思考力に好影響を与えてもらった感触になります。思考することに楽しさを覚えるようになりました。
色々な文章に触れて、思考力の幅が広がりました。でもアウトプットの場面では、僕の頭はそう上手くは機能しません。(統合失調症の影響もあるかもしれません)例えば「お題」を出されても、どう文章を組み上げて良いのか分からなくなることもあります。
僕にとって読書とは、ただの退屈しのぎではありません。社会人としてステップアップする良い機会だと思っています。読書をして「理解」は僕にとって得意なことです。でも「発信力」には課題が残っています。発言力を養うために、感想文を書いてみるなり、もっと工夫をしなければならないとも思っています。
スイッチの切り替え、新しい発見ができる趣味と共に
僕にとって、一番長い付き合いとなる趣味は煙草です。退屈な時も忙しい時も、共に過ごしてきました。他人(ひと)は煙草は「百害あって一利なし」と言いますが、僕にとって煙草は、ストレスと戦う日々をマイルドにしてくれる絶好のツールです。
ただ、自分でも煙草一箱と小説(文庫本)一冊がほぼ同じ値段だと気付いた時には、若干引きます。でも僕にとって煙草を吸うことは、脳のスイッチを切り替える大切な習慣です。
僕は、読書をするようになってから、会社の同僚とも本の話で繋がることができています。SNSなどでも大きなコミュニティーができているし、好きな小説が実写化されることもあります。読書とは、集中力の強化と、今よりもっと新しい感性を鍛えるために必要な習慣です。
本の中にある言葉だって、決してタイムリーではないのですが、本には存在感があり、本は記録です。言葉を大切にしようという愛情も芽生えます。
統合失調症と付き合いながら、自分の決めた習慣に愛情を注げる大人になりたいと思っています。退屈な気持ちはネガティブさを引き起こすこともあるので、日々のスパイスを大切にしながら暮らしていきます。