こんにちは、Yuyaです。「病は人を変える」とよく言われています。私自身、そんなことがあるわけないと思っていました。しかし、うつ病にかかり、あながち間違いでもなかったことを身をもって実感しています。
但し、悪いことばかりではなく、良いこともありました。
今回の記事では、うつ病を発症して、自分がどのように変わっていったのかをご紹介します。皆様にはこんな風に人は変化していくのかと思いつつも、必ずしも悪いことばかりではないことを知っていただければ幸いです。
過剰に不安を抱え、苦しんだ過去
今の性格を言葉で表すなら「過去や未来を必要以上に考えずに、現在だけを集中して生きていく」そんな人間になりました。勿論、お金や仕事のことは心配ではありますが、必要以上に思い悩まないようにしています。
そもそもうつ病とは、過去の失敗や未来の不安を過剰に考えすぎるあまり、精神的にくたびれてしまう病気だと考えています。それならばいっそのこと、自分が意識を持てている今に集中する。そうすれば、症状を和らげることができると思い、このような性格になりました。
「今日だけを頑張る。今日を頑張った者だけに明日は来る」その言葉通り、今の私は、一日一日を大切にしていく考えを実行しています。
「考えすぎ」がうつ病によって加速した
うつ病にかかる前の私は、良くも悪くも「考えすぎてしまう」人間でした。過去の失敗に囚われて、起こってもいない未来の出来事を勝手に空想して、怯えている。そんな性格がうつ病にかかってより悪化しました。うつ病の原因を過去に求めて、何も起きていないのに、人生に絶望していました。
その結果、自殺未遂を起こしてしまい、精神病棟での3か月間に入院を余儀なくされたのです。
あれから5年近く経ちました。症状の波はありますが、今は寛解期に向かい、安定してきています。それはきっと「今、存在していない出来事に対して、必要以上に考えるのはやめる」ことができたのが大きいと思います。
今の自分はうつ病にかかる前とはまるで別人です。しかし、そのおかげで生きやすくなったとしたら、私にとってうつ病は人生にとって必要な出来事だったように感じられます。
人間は100%である必要はない
「自分のことが好きですか」その問いに対して「Yes」と答えられる人はあまり多くはないでしょう。私は「どちらかと言えば好き」になります。「自分を嫌いになっても良いことは何もない」そのことをうつ病に罹って身をもって実感したからです。
そして、これは私の持論になりますが「100%である必要はない」と言うことです。自分のことを100%好きになることや、100%嫌いになる必要もない。そんな両極端な考え方は自分を苦しめ、視野を狭くさせます。人間誰だって、好きな部分や嫌いな部分があります。そのことから目を背けるのではなく受け入れた上で生きていくことが大事です。「好き:嫌い」の割合は「7:3」くらいで丁度良い。そう考えることができた自分を、今は褒めたいです。
変化に対応できるように、これから先の人生への
今の私は、うつ病にかかる前の自分に戻りたいとは思いません。しかし、今の自分をそのまま受け入れている訳でもありません。人間は状況や環境によって徐々に変化していきます。身体は勿論、考え方も変わります。今から10年後の私は、きっと今の自分とは別人のようになっているでしょう。だからこそ、その時々に合わせ、考え方の変化を受け入れて柔軟に対応できる人間になりたいです。
人生に100%正しい考え方なんてないのですから。