2022.03.10

統合失調症の悪癖。本屋で浪費してしまうけれど、それも大切な習慣

こんにちは、Shinichiroです。今回は、統合失調症を抱えた僕の、趣味や習慣についての話です。僕には趣味や習慣がありますが、折角お金をかけても、それが仕事や生活に役立ったりしなくて、もったいなさを感じています。そこで今回は、僕が改善したいと思っている習慣について書いていきます。

本屋の魔法に惑わされる悪い習慣

僕にとっての一番の悪い習慣は、読みもしない本を買い漁ってしまうことです。

本屋には魔法があります。本屋で聞き慣れた作家さんの名前を見つけた時には、「この作家さんの最新作なのだから、気合い入れて読むぞ」と思うのですが、ろくに読みもせず、次の週には、また別の作家さんの本が欲しくなって買ってしまいます。

20代後半の僕は、再就職を目指して服飾系の雑誌を(定期購読を含め)買い漁っていました。それは当時の自分にとって、とても有意義なことでした。ですが、41歳になった今、そんな蒼き日の思い出すら無用なことだったのでは?と思うところがあります。文化は時代を経て、必ず進化を遂げるものです。今となっては「流行もいつかは化石になる」という見方もできます。実際、巷のストリートファッションは、かなりの変貌を遂げています。

大人買いに走って深く後悔、そして新たな価値観との出逢い

最近では本屋での浪費が、生活にまで負担をかけていると感じることが多いです。就労継続支援の給料では、経済的に行き詰まって余裕がなくなってしまいます。

思い起こせば、20歳の時に就職が決まって浮かれてしまった経験自体に原因があったと思います。正社員の職を得て、経済的な余裕があった頃の僕の浪費癖を振り返ると、それは酷いものでした。社会に出て、大人買いの魅力を知ってしまった時から、僕には悪癖がつきまとっています。

本屋に毎日のように入り浸って(昔は雑誌と漫画が多かった)本を買い漁っていました。当然本棚に入り切らずに古本屋に売りに行く、というのを繰り返していました。20代の頃は、ライフプランを強く意識しないと「大人買い」に走りがちです。しかし、40歳を過ぎると流石に当時の「損」に気づいてしまいます。

その点、映画の原作(メディアミックス)などは、割とコストパフォーマンスが良く、何度も見返して、少しづつ作品の捉え方が変わってみたりして、「芸術作品としての価値」を感じています。それぞれの作品の深い部分に触れることを覚えたのです。

※メディアミックス=小説やマンガを映画化したり、TVドラマ化したりすることで、両者の売上を伸ばす方法

本に貢ぐ悪癖を改善するために心がけていること

浪費してしまう習慣への対策として、自分の読書歴を価値として残すために、優先順位をつければ良いのでは?と思い始めています。

例えば、1位:メディアミックス 2位:歴代の受賞作 3位:大手メディアの高評価作品 といった形で事前にスマホ内で情報整理をして、手にする本を決めるのも必要です。例えば、最近では「本屋大賞」の冠のついている作品もよく読みます。

浪費癖を改善して、未来に期待できること

本は記録です。会話よりも数段高いクオリティーのやりとりが、著者と読者の間で繰り返されます。極めて冷静に、深く思考するチャンスです。一度は魅力を感じて手に取った本たちを敬愛して、自分なりの歴史としないと勿体ないです。

もし浪費癖を改善できたならば、本を読むこと自体がもっと好きになるはずです。

僕は原作を読んでから映画館に行くことが好きです。「文章×映像」は、深く心に残るものです。だから、僕の経済事情をそちらにシフトすることで、人生はより充実したものになるでしょう。