2022.01.28

障害を抱えながらの子育てがうまくいかず自暴自棄に。でも今はなんとかなってる

こんにちは、Ayakoです。私は双極性障害を抱えています。障害を持ちながらの子育ては大変です。子供にもうちょっと構ってあげたいと思いながらも、体が動かなくて構ってあげられない。みなさま、そのような経験はありませんか?自分の気持ちとは裏腹に、体は全く動かない…。今回は、障害を持ちながら子育てをして辛かった経験などを記事にしました。参考に読んでいただけると幸いです。

障害を受け入れてくれている家族に感謝

私の家族構成は、主人、娘(小学校4年9歳)私の3人家族です。主人は、1つ年下ですが器が広く、頼れる存在です。私も娘も、そんな主人を昔から尊敬しています。小さい頃、娘の口癖が「パパってすごいんだよ」でした。

頼りない母親だったせいか、娘はしっかり育ちました。物心ついたころから、私の病気の心配をしてくれる優しい子でした。「ママは、寝てていいんだよ」と言ってくれることも。「そんなことどこで覚えたの?」と、聞いていたことを覚えています。体調が悪いとほぼ寝ていることが多い私。それでも、「ママ、ママ」といって私になついてくれた娘。今思えば、「もう少し相手してあげられればよかったかな」と反省しています。

追い詰められて死について考えたことも。娘の存在で我に返った

私は「眠れない」ことで困った時期がありました。子供が幼稚園の年中ぐらいの時でした。私が夜、布団に入って眠ろうとすると、胸がドキドキして眠れないのです。睡眠導入剤で、やっと3~4時間眠れるという感じでした。

今考えると、3~4時間眠れれば十分かもしれません。しかし当時は、7時間きっちり睡眠を取ることにこだわっていました。3~4時間では不安を抱えていたのです。やがて「今夜は眠れるだろうか」ということばかり考えてしまうようになりました。不安が不安を呼び、何をするにも心ここにあらずという状態でした。

そしていつしか、私は「死にたい」と思うようにさえなり、本気で「死ぬこと」について考えるようになっていったのです。「どうやって死ぬのが楽だろう。苦しみながら死ぬのは嫌だ。電車で飛び込み自殺しようか。でも、人様に迷惑がかかるしな。包丁で心臓を刺すのも、急所を外しそうだし」と考えた末「死ぬにも、勇気がいるし、覚悟がいるんだ」と思いました。

そんなことを考えていた時、娘が「たたたー」と走って抱きついてきたのです。私は娘を抱き寄せはっと我に返りました。「この子を置いて死ねない」と思い、すぐ病院へ行き薬をもらいました。

子供は、時に「親の気持ちが分かってるのか?」と思うような行動に出ることが多々あります。今回の出来事も「ママ、私がいるよ」といっているように感じました。

娘との接し方が分からず戸惑う日々

情けないかもしれませんが、娘の遊びの相手をしている時、子育てが苦しいと感じてしまうことがあります。仕事をしていない専業主婦の頃は娘と2人で過ごす時間が長く「どう過ごそう」と思っていました。埼玉にいた頃は、友人がたくさんいたのでうまく過ごせていたのですが…。神戸へ引っ越してきて、周りに知り合いもいない状態で「孤独」を感じていました。

また、娘は都会で生まれ育ち、都会の環境に慣れています。しかし、神戸では関東のようにとはいきません。なぜなら、子育て支援において、関東のほうが圧倒的に発展しているからです。例えば「子育て支援センター」という施設の数も違います。私が以前住んでいた地域では、家から4~5キロ圏内に子育て支援センターが2、3箇所あってとても助かりました。しかし、神戸ではあまり充実していないので、家で遊ぶことが自然と多くなっていったのです。

女の子なので、リカちゃん人形で遊んだりするのですが、せいぜい2時間ぐらいが限界。常に遊びのネタはないか探していたのを覚えています。

しんどい時は休んでも大丈夫、でもその後のフォローはしてあげて

自分がしんどい時は休んでも大丈夫です、仕方ありません。子供は、小さくてもちゃんと理解してくれているのです。その代わり、元気な時にどう過ごすかが肝心だと思っています。子供が小さいうちは、しっかり抱きしめてあげて下さい。私は、できる限り何度も何度も抱きしめました。そうすることで、愛情はきちんと伝わっていると感じています。

娘は、今9才。難しい年頃に入ってきました。とはいっても、まだまだ「お母さん、お母さん」言っています。常日頃、娘の話は「しっかり聞いてあげる」ようにしています。兄弟がいない分、私が色んな役をこなす必要があると感じています。でも無理はせず、しんどい時は「しんどい」と伝えて、しっかり休むように過ごそうと思っています。